―――ガチャ・・・



「る、瑠美さんッ・・・」



瞳が入ってきた人物をみて、俺の背中に隠れるようにくっついた。


噂の悪女のお出ましって訳だな…。



「フゥ……こっちも、使えなかったかぁ」



まるで使い捨てのように、結城さんをチラリとみてやり…呟いた女。



「瑠美さんひどい。店長はっ・・・・


――――パシッ・・・・・・……


瞳が言いかけて、とまる。

なぜ・・・それは・・・


「何するのよ!?」


左頬を押さえ、鋭い目つきで睨みつける女。


「ごめん瑠美ちゃん。」


そう。

惚れた女の頬をうった結城さんがいた。

それをみて瞳は、言葉がでなくなった。



俺はその光景をみて、分かった。

結城さんの今の心境を・・・。



~*孝幸sideおわり*~