俺はそっと真子の頬に両手を添え、真子の目をみた。
涙で潤んだ瞳は、どこか出会ったころの無垢な印象を与えた・・・。
「泣かないでくれ・・・。真子が泣くと抑えられなくなる…。」
そうだ…真子の泣き顔は、艶やかで俺の理性をくすぐる。
「お仕事だって分かってるのに…、会いたいって、寂しいって、思っちゃって…いても経ってもいられなくなって…。」
真子は、素直に話してくれた。
本当は、ずっと寂しかったのを我慢していたことを・・・。
「真子、もっと思ってることを言って欲しい。…真子のわがままだったら、いくらでも聞く。だから…。」
「わがままな私…、嫌いになったり…しませんか?」
「嫌いになんかなるわけないだろ?
むしろ、初めて真子がわがまま言ってくれた事が、嬉しいよ…。」
前の俺だったら、こんな事腐っても言わなかっただろう…いや、思わなかった。
女の独占欲の塊のようなわがままなんか鬱陶しいと思ってたからな…。
真子は違う。真子はただ純粋に、俺を、俺の存在を求めてくれている。。
だから、真子は特別なんだ。俺の心をこんなにも暖かく、満たしてくれるから。
「凉さん・・・・じゃあ、凉さんもちゃんと思ってることを言って下さい。」
「フッ・・・ああ。」



