リビングへ行くと、まずは綺麗になった家のなかを見渡した。
真子…掃除してくれたのか、洗濯まで。
スーツの上着を脱ぎながら、ソファーへと歩み寄ると…
そこには、今一番会いたかった彼女が本を開いたまま、眠っていた。。
ふっ…可愛い寝顔だ。
俺は、真子を見ると、仕事なんかどうでもよくなる。
「真子、ごめんな…。寂しかったな。」
そっと眠っている彼女の頬をなでる。
すると、真子が目を覚ました。
そして、俺の顔をみるなり、何も言わず抱きついてきた。
「凉さんっ…。会いたかった。」
「真子…。俺もだ。」
しばらくの間、ぎゅっと、お互いを強く抱きしめた。
ずっと、真子の温もりを感じたかった。
「凉さん、わがまま言って…ごめんなさい。私・・・どうしても・・・」
「真子。」
俯いてしまった真子に、優しく問いかける。
微かに震えている真子・・・泣いている。
この時、俺は思った。
真子に我慢をさせて、ずっと寂しい思いをさせてた・・・俺が思ってた以上に・・・。



