「大輝ちゃん、何で瞳チャンこんなに落ち込んでるの?」
カウンターのテーブルに頬杖をつきながら、タロウさんが大チャンに小さい声で聞いた。
大チャンは、ヘラヘラ笑いながら、
「誕生日、孝幸が出張で一緒に過ごせないんだと~。」
「あらまぁ~、そりゃかわいそうに。」
そう言って私を哀れみの眼差しでみつめるタロウさん。
「一緒に過ごそうって言ってたのに。」
「仕事なら仕方ないわねぇ…。」
「だから、お兄ちゃんと誕生日過ごそうよ。瞳。」
「うん…。」
…………ん?
横をみると、ニコニコのお兄ちゃんが座ってたぁ~~~~~!!!???
「お兄ちゃんっ!?」
「瞳~♪」
いつからいたの!?
急に出てこないでほしいな…とりあえずさ。



