あれ以来、真子とは会ってもいなければ、電話もメールもしていない。 ずっと続けていた“おやすみ”だけの電話も出来なくなっていた。 あれから一週間。 俺は自己嫌悪から抜け出せないまま、部下の宮川と、よく行く居酒屋で呑んでいた。 宮川は、全ての事情を知っていた。 「先輩、元気だして下さいよ~。あれは先輩のミスじゃないですから~。」 “ミス” 「山さんだって、もう年だし、体が良いように動かなかったんすよ。」 年配の刑事が犯人確保の際に膝をやられた。 あれは、俺のミスだ...。