「瞳…もう寝ちゃった?」


「ううん、起きてるよ。」



眠れないのか、真子がベットの上から小さい声で私を呼んだ。



「寝れない?」


「・・・うん。。何か、胸がモヤモヤして。。」


「よし。そーゆーときは、ちょっと新鮮な空気を吸ったほうがいいね♪」



そう言って、私はガバッと起きて布団からでた。



「真子こっち②♪」



部屋を出てリビングへ。。

リビングのところから、ベランダに出られる。



「わぁ~、月がキレイ♪♪」


「本当だぁ…。。」



真子の心のなかとは正反対に、雲もかからないまんまるの月が顔を出していた。


私が思ってた以上に空気が澄んでいた。



真子は大きく深呼吸した。。