真子は、話してくれた。



1人で抱え込んでしまう凉さんの、隣りにいる意味が、分からなくなったって。



私は、今の真子になんていってあげればいいのか分からなかった。



「真子、もう遅いから、今日はゆっくり寝よう?」


「…泊まっていいの?」


「もちろん。」



それから、真子はお風呂、私は自分の部屋にもう1人分布団を敷いた。



お風呂から上がった真子の目は、また濡れてた。


また、泣いちゃったんだね。


大丈夫だよ、真子。


ケンカって必要だよ。お互いの気持ちとか存在を、もう一度見つめ直すきっかけになってくれるから。