いつものように待ち合わせして、一緒に本を選んだり、お茶して、夕食を食べて凉さんの家に帰ってきた。
だけど、凉さんったら一日中ずっと、心ここにあらずって感じ。
私が話しかけても、
「凉さん、これどう思います?」
「・・・・」
「凉さん?」
「あ…、悪い…何?」
こんな感じで、上の空で、返ってくるのも素っ気ない。
最初は、忙しくて疲れてるんだなぁって思ってたけど…
凉さんのマンションまで帰ってからも、休む間もなく、仕事関係の書類を広げてた。
「凉さん、疲れてるんじゃないですか?
少し休んだら…」
「別に…大丈夫だから、心配するな。」
「でも…」
「悪い…今から仕事する。先に休んでいいから。」
「・・・」
凉さんが大丈夫って言ってるから、無理に休んでとは言えないけど…。
でも、凉さん何だか悩んでるような…何か抱えてる感じがする。。
だから、すごく心配…。。
ほっとけない。大切な人の元気がないのに…。。