「もしもし真子?」
「…瞳。今、家にいる?」
そう私に聞いた真子の声が、何だか元気がない。
「うん。今家だよ、どうした?」
「・・・今から、行ってもいいかな?」
「…うん、おいで?」
「うん・・・。」
心配な気持ちのまま、電話をきった。
何かあったんだ...。
だって、真子がこんな時間に電話をしてくるの、珍しい。
「真子ちゃん?」
お兄ちゃんがハーブティーの入った透明なカップを持って、帰ってきた。
「うん。今から真子がくるんだけど…」
「…そっか。もう一つ入れてくる。」
「ありがと。お兄ちゃん…」
お兄ちゃんは私の分のカップを置いて、またキッチンへ戻っていった。
きっとお兄ちゃんも真子に何かあったって分かったんだね。
ありがと。お兄ちゃん、私真子が心配なの。ちゃんと話聞いてあげたい。



