「瞳どう思う?俺が親父の跡継ぐの」
孝幸が私を軽々と持ち上げ、孝幸と向き合うように座らせた。
「ん~…色々大変そうだけど、孝幸なら立派に社長さん、できると思うよ。。」
「瞳は?」
「何が?」
「瞳は、俺が親父の会社、継いでもいいの?」
まさかの孝幸から出た問いかけに、私は複雑な気持ちをいだいた。
“孝幸と離ればなれは、もう嫌。”
社長になるとなると、孝幸はきっと本社のあるロンドンに行くと思う。
ということは、また離ればなれになっちゃう。
中1の頃のように、寂しい思いをしないといけない。
そんなの嫌だ。
でも、孝信さんの大事な会社。それは、孝幸にとっても大事な会社って事になる。



