「むふふ・・・・」



「タケさん、キモイ。」



「だって女の子だぞぉ♪にゃはぁ~」



病室のベットの上で、生まれたての可愛い赤ちゃんを抱っこしながら、ちながため息。



ちな、分かる。
だって、タケさんのせっかくのイケメンが台無しだもんね…。



驚きなことに、あの隠し子騒動が落ち着いたと思ったら、ちなの陣痛が始まっちゃったんだ。



もう、タケさんが慌てちゃったらしいんだけど、朝美さんが色々と助けてくれたんだって。



私はその場にいなくて分かんなかったけど、病院に駆けつけた時に、タロウさんが教えてくれた。



あと、朝美さんにも。



それにしても、



「瞳っ、抱っこする?」


「いいの?」


「当たり前じゃん、それに瞳に抱っこしてもらったら将来安心だ♪」


「なんで?」


「美人で、いい子になる♪」


「なにそれ。」



私はちなの腕から、小さな…可愛い天使を抱き受けた。。