もう一度…

ダンスタイムが終わり二人が戻ってくると、

「楓ずっと見てたでしょ〜タイプ?」

「この席に呼ぼうか?もちろん楓さんの隣に!」

などと二人が同時に茶化してくる。


「しまった。居たの忘れてた!」


後悔しても遅く連さんは隼人を私の隣に座るように指示をする。



「初めまして。隼人です」

「どうしよう!今日は化粧もまともにしてない!」

声にならない声で叫び、またしてもうつ向くしかなかった。