もう一度…

「皆様。今夜もアンダンテにご来店頂きありがとうございます。」


先程のボーイ風の男がマイクを握り話している。


「今夜は特別に隼人のピアノ演奏をお聞き下さい」



気付かなかったけどホールの奥にはステージがあって、グランドピアノが置いてある。


「さぁーお待ちかねのダンスタイムだね。美里さん僕とどうかな?」


美里は私にウインクをして連さんとステージに向かっていった。



「これでじっくり見れるね」

と言いたいだろうウインクに、私は顔が暑くなるのを感じた。