もう一度…

暫く話していくうちに私も話せるようになり、連さんの顔も見れるようになった

連さんは今年で三十七になるこの店の店長らしい。
シャープな顔立ちに日焼けをした肌は遊び人を思わせるが、青いカラーコンタクトが入っておりすごい目力だった。

「何か怖い目だなぁ。見返りを求めるような…」


私は少し寒気を覚えたが、ホストなんてそんなものかと、自己解決した。


改めて周囲を見渡してみると、一人テープルを挟んだ向かい側の青年に目が止まった。