もう一度…

お店を出ると、私の腕を掴み路地裏に引っ張っられ、私は成すがままになる。


「こんな時に、バッチリの店知ってるんだ♪」


が、その先は確かあまり治安の良い方でないと感じ、

「そっちは、あまり知らないよ。」と、軽く拒んだが

美里はニコッと笑い、ある店の前で止まった。


黒地の看板には金の文字で"クラブ アンダンテ"と書かれていて、直ぐに理解できた。


「ここって…まさか…ホストクラブ?!」


「正解♪」


笑顔で答えたかと思うと、既にに店のドアを開けていた。