ドタドタドタ 「行ってきまーすっっ!!」 「はーい、気をつけてねー」 桜が満開に咲き乱れ、ちらほら舞っている。 こんなに綺麗な風景の中、口にパンを食わえたまるで漫画の中から飛び出して来たような少女が走っている。 少女は間宮高校の門の前まで来ると、立ち止まり、うっすら額にかいた汗を真新しい制服で拭った。 「間に合った…」 少女が大きく息を吸い込んだ瞬間―… キーンコーンカーンコーン 「やべっ…結局遅刻じゃん…」 少女は校舎に向かって走っていった。