仁はウァルドにそう言うと、また私の方に向き直る 『ウァルドは、愛がわからないんや。』 衝撃的な言葉が脳裏を貫く 愛を知らない…? 『ウァルドは愛を見失った。 故に愛がわからなくなった。』 ウァルドに目を向けるとフイッと逸らされた 『愛なんて…。』 ウァルドが口を開く 『愛なんて信用ならない!!! 絶対に…。 絶対にっ…!!!!』