月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐







『ウァルド…!!
シルフィアちゃんはまだなん…!?』


仁が2曲目のダンスを終えて、俺に慌てて話しかけてきた


『…確かに遅いな。』


『迷ったんかな…!?
どないしよ…このダンスあと一曲で終わってまうのに。』


『…………。』


俺はジッと考えこむ


確かに遅すぎる

迷ったのか…?


仁は呼ばれてダンスに戻っていった



時間がない


探すか


俺が思った時だった


微かに、窓の割れたような音が響く


俺は小首を傾げる


何故か胸騒ぎがするのだ