月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐





『ははっ!!!
俺らしくないな!!』


ウァルドは腹を抱えて笑った


「本当よ、危ないじゃない!!」


『でも夢中だったから。』


そう言って、ウァルドはポケットからあるものを取出した


「これ…指輪…?」


『ああ。
認めて貰えたら渡そうって決めてた。』



満月の光を浴びて、指輪が輝く


『受け取ってくれるか?』


そっと私の頬にウァルドの指が触れる


「当たり前よ…!」