「私にとって?」 グレネディアが私に注ぐ視線は、真剣で痛い 「私にとっては…必要よ。」 『シルフィア、勘違いしてない?』 「え?」 グレネディアは小さく溜め息を吐いて、私を更に強い視線で見つめた 『俺が言ってるのは、ウァルドが好きかどうかじゃない。 必要としてるかだよ。』 一瞬自分の心が真っ白になった 必要としてるかどうか? 私は…ウァルドが必要……よ でもそれは曖昧だった 曖昧な自分に腹が立った