『ユーラは何よりもアイルの幸せを願ってた。 でも…。』 仁は言葉を濁らせる 『アイルは玉砕した。 ウァルドの手の中で踊らされていたんや。 アイルの心は砕けた。』 仁が握り締めた拳に力が入る 『それを知ったユーラは…絶望した。 自分を傷ついてでも、大切にしたアイル。 だけどその願いさえも叶わない。』 ユーラさんの気持ちが痛いほど伝わる どれほどまでにショックを受けたのだろう 大切な人が傷つく表情 私も見たくなんてないもの…