仁はビクリとして、私の方を向いた 私は急いでウァルドに駆け寄る 『っ…シルフィア…。』 「バカっ、何をためらってるのよ!」 敬語なんか考えているヒマもなく、私はウァルドを怒鳴りつける 「魔法の威力は、気持ち次第で変わるんでしょう!? ウァルドがためらってたら、魔法自体にも力が入らないじゃない!」 『…それは……。』 「ウァルドは何のために闘ってるの? 私はウァルドが嫌いだったら決闘なんかする前に仁のところに行っちゃうわよ!」 私の目に涙が溢れる