キングサイズのベッド。


さっきまでは、小さく思えたのに、1人になってからは、スッゴく小さく思えた。




流星さん…寂しいよ。




あたしは、ベッドを出てリビングに行く。



「流星さん、ごめんなさい。1人寂しいよ…一緒に寝て。」




あたしは、流星さんの服を引っ張りながら、言う。



涙が出そうだけど、我慢した。




「彩菜ちゃんが、そう言ってくれると思って、俺、離れたんだよね。」



そう言って、ニカッと笑う流星さん。



やっぱり、意地悪。でも、今はそんな事どうでもいいくらい、あたしは、寂しさが無くなる事が嬉しかった。