次の日。


女「ねぇ〜、もしかして・・・・・・・そこの向かいに住んでる人に用があるんじゃない?」


男は少し反応した。


女「そこの人・・・・・・暫く見ないけど、昔・・・・・・・・危ない薬を売ってたとか、なんとか・・・・・・噂はあったけど・・・・・」




男は何も言わずに立ち去った。



男には、女が後からついてくるのがわかった。




男は振り向きざまに銃を取り出すと、女に銃を向けた。


"ドォーン"


男の持つ銃から一つの弾丸は発射された。


女「あっ・・・・・・・・あっ!?」


"バタァン"


女の隣にいる、銃を手にしている男は倒れた。



女「カァルッ!カァルッ・・・・・・・・・てめぇよくも!」


男は銃をしまい言った。


「追うな。一歩向かってきたら・・・・・・お前の未来は消える」


男は振り返り歩き始めた。


女は転がっていた銃を拾い上げ、男に向かい銃を発射した。


"ドォーン"





女は男の隣に倒れ込んだ。



"コツッ・・・・・・・・・・・コツッ・・・・・コツッ"


男の靴の音は静寂の中で響きあっている。




物静かな路上の先へ向かう音。




暗闇に、消えていく男の心を象徴していた。