flower music

その瞬間、向日葵の顔が硬直した。









「どうして・・・・なんで・・・・









そんな事・・・・言わないで・・・・・








あたしは頑張った・・・・・・お母さん達が戻ってくるようにって・・・・








なのに・・・なのに










いやぁぁぁーーーーー!!!」









そう言って向日葵はその場に倒れた。









「向日葵!!」









慌てて、向日葵の傍に駆け寄ろうとしたら、









先に光輝さんに抱き上げられていた。









「光輝さん・・・・・。」








「・・・・・・本当はあんな事を言うつもりはなかった。









俺だって家族は俺と、花梨と、撫子と、向日葵だけだって分かっている。









だけど・・・・向日葵と撫子はこんな辛い目に合ったらいけないんだ。









だから、あの場で向日葵と撫子の事は伏せておく事にした。









なのに、撫子は生まれてきたばっかりだから、すぐに見つかった。







だから・・・・だから向日葵には撫子の分まで幸せになってほしい。









そのためには、「夏花 向日葵」でいないといけないんだ。」









光輝さんは冷静に、ゆっくりと語った。