flower music

でも、不幸は突然舞い降りた。









俺と向日葵が手をつないで歩きだして、少し時間が経ったとき、









ある4人家族が僕らの横を通り過ぎた。









でもそれは出来なかった。









「・・・・・・ごめんね、向日葵。海斗君。」









小声だったけど、そういう声がちゃんと聞こえたから。









それに一番反応したのは向日葵だった。









「・・・・・・・お母さん?」









向日葵は驚いた顔をしながら言った。









当たり前だ。









もう3年も会っていないのだから。










「っお母さん!!お父さん!!撫子!!」









向日葵は家族の名前を呼んだ。










その中で、









「お姉ちゃん?」








三歳くらいの女の子が振り向いた。









その子は家族を失った時の向日葵によく似ていた。









「撫子・・・」








おそらくあの子が向日葵の妹の撫子ちゃんなのだろう。









すると隣にいるのはやっぱり花梨さんと光輝さん・・・。









「花梨さん!!光輝さん!!」








俺も大声で叫んだ。









その中で花梨さんだけ、









「ごめん。」








と呟いた。