flower music

だから私は顕一を平手打ちした。









「・・・・・なんでそんな事するの?」









私は震えた声で聞いた。








「・・・・・お前が好きだから。」








「え!?・・・・」



















・・・・・









「昔からお前が好きだったから・・・十一歳の誕生日にお前に告白しようって決めてた。
だけどその二日前に家が放火に合って母さんは植物状態。だから告白なんてできなかった。だけど今だって・・・」









「もうやめて・・・・」









私はこれを言うので精一杯だった。









「分かってるでしょ?私と顕一は幼稚園の頃から友でもあるし、同級生でもある。でもあたしと顕一はお嬢様と執事の関係なの・・・。」










私がお嬢様でなかったら。









顕一の家が放火に合わなかったら。









そんな事をどれだけ願ったか。









「お嬢様と執事は恋をしてはいけない。顕一だって知ってるでしょ?それに顕一が執事になる時、約束したよね?・・・・あたしに恋愛感情はいだかないって。」








「・・・・・・。」









「・・・・もう、つらい思いはしたくないの!!」








私は叫んだ。









数秒経ってから、









「・・・・・・分かった。もうお前に恋愛感情は抱かない。だけど、これだけは覚えておいて。」









そう、それは私が長年夢見てきた言葉だった。
















「俺は一生、百合花だけを愛してるから。」