あれ以来、シュウとは定期的に電話やメールのやりとりをしていた。


そのほとんどは写真付きのメールで、これ作ったよー、とか、海が綺麗だよー、とか、そんな他愛もない内容だった。


生に満ちて、毎日が楽しそうだと思っていたのに。



「シュウ、死なないよね?」


「あぁ、死んだりしねぇよ。」


例えそれが、気休めなだけの言葉だったとしても、確かにあたしは救われたのだ。


折角再会したのに、2,3ヶ月たらずであの子が死ぬようなことになんてなるはずないと、無理やりに思い込んだ。


不安ばかりが打ち鳴らす、夜の高速。


何でもなかったのだと、笑って帰ることだけを夢見た。