あれから倒れたアヤを抱え、二人は国へ急いでいた 「シェイル、グリンコースまで後どんぐらいだ!!?」 「たぶんあと1時間ぐらいで着く。…急ごう。」 ロイドは腕の中の姫を見る 熱があるのか顔をしかめ苦しそうに息をしていた 額の汗をそっと拭うと、馬の腹を蹴りスピードを上げる 「無事でいてくれ……!」 もうすぐ夜が明けようとしている森に、馬が走る音だけが静かに響いていた