私はふと、ジークを見た。
…よく考えれば、これって迷惑だよね?
この船に乗って一日で、離れるって言い出して…自分じゃどうすればいいかわからないから、助けを求めて。
迷惑っていうより、自分勝手だ。
「…何?ララ。そんな見つめられると…」
「ごめん、ジーク。私が自分で何とかする」
「はい?何言って…」
ジークの言葉も聞かずに、私はジークの部屋の椅子から立ち上がった。
そんな私の腕を、ジークが掴む。
「ちょっと待った!ララ一人って…そんな危険なことさせられない」
「だって…!」
「サンから聞いたけど、お前は人魚の神の子なん…」
そこで、ジークの言葉が途切れた。
不思議に思ってジークを見ると、その表情は驚いているみたいだった。
「…そうか―――、そうだ!」
ジークは急に顔を輝かせると、私の肩を掴んだ。
「!? ジ、ジーク?」
「あるぞ!ゼンくんたちのもとへ行く方法!」
「え…?」


