何で、どうして―――…
「リジェッ…!!」
何が何だかわからなくて、私は床に倒れたリジェを抱き起こした。
その瞬間、ぬるっとした感触が手のひらに伝わる。
リジェの服はもう、真っ赤な鮮血で染まっていた。
その場の敵を倒したニーナが、すぐに駆け寄ってきて、リジェを刺した敵を蹴り飛ばした。
ニーナの技を二発も喰らった敵は、失神したのか、さすがにもう起き上がる気配はなかった。
「リジェッ、ララ…!」
息を上げたニーナが、すぐに状況を把握すると、指示を飛ばした。
「誰か!救急箱っ!早く!!」
誰かがニーナの指示を受け、駆けていく足音が聞こえる。
「………リジェ」
苦しそうに肩を揺らすリジェを見て、私は震える唇を動かした。
「何で…?何でリジェが…」
じわりと揺れる視界の中で、リジェがゆっくりと目を開いた。
「…ララ、さ…」
「リジェ…!」


