ショックを受けて呆然としている私に、ニーナが「何かしたの?」と耳打ちしてきたけど、さっぱり理由がわからない。
もしかして…懐いてるのはゼンにだけなのかな?
「…今度はどうすればいいわけ」
呆れたようにそう訊いたゼンに、アルザは顔を輝かせた。
「食事!食事をしよう!! ぜひ、王宮に来てくれっ」
―――王宮?
その単語を耳にした瞬間、みんなが驚いた顔をした。
「すっげー。王宮に招かれるなんて、滅多にねぇぞ」
レキは感心したのか、ぽかんと口を開けてそう言った。
周りがざわつく中、ゼンは冷静な表情を崩さずにいた。
「…それで、貴女が満足するなら行くけど」
「するっ!!」
「…わかった」
はぁ、とため息をつくゼンに、アルザはにこにこと笑いかけた。
そばにいるロイは、開いた口が塞がっていない。
「みんな、悪いけど仕事は食事のあと…」
「ゼン」


