完璧にあたしの心は閉ざされた。自分でも自分がわからなくなった毎日毎日、自分を責めることしかできなかった。

男子は本当に怖かったし、前よりもっと誰も信じれなくなった。


クラスの男子ですら怖くて話しかけられるだけで泣きそうになるし体が拒否反応を出してた。本当に毎日がきつかった。クラスの人は誰も悪くないのに…



そんな時にクラスの女子が割れはじめた。一人の男子を巡って対立が起きたらしい…。あたしは関わってないし別にいいや。って感じだった。巻き込まれるなんて嫌だったし…。



でも…なぜかこの対立でわかなと侑と瑠衣で行動するようになった。あたしはわかなとすごく仲良くなった。わかなはあたしと何かが似ていた。
わかなの前では素直になれたし、わかなの前では素直に泣けた。

あたしは人に涙を見せたことがない。泣かないのが強いって思ってたから。わかなはあたしに、
『あたしの前で作り笑いとかせんでいい。辛いときや悲しいときは泣けばいいけ〜な?』っていってくれた。嬉しかった。

わかなはあたしの中でとても大きな存在になっていた。


わかなはいっつも笑顔で明るくて、男女から人気があった。
わかなといるようになってからよく笑うようになった。クラスにも少し馴染めるようになった。


学校に行くのも悪くないな。ってそう思えるようになった。はるか変わったな〜ってよくいわれるようになった。