「どしたん?」 優香は心配そうに私にたずねた。 『あの事・・・そいつに話したいから、席外して貰っていいかな?』 優香の顔は曇り、 「そんな男に・・・教えたって意味ない・・・」 と、キツく言い放った。 『あるよ? 運命の相手・・・なんでしょ?』 そういって私は微笑み、優香に、大丈夫とだけ伝え、席を外して貰った。 「俺に・・・話って?」 『言っとくけど・・・私は自分の為に話すだけだから! あんたに色々誤解されたままは嫌だから・・・』