<続>ゆきんこ


『あの日』って、馬鹿敦志があたしを自殺志願者とか思い込んだ日で・・・つまりは『出会っちゃった』日。

・・・だよね?うん。それ以来上着かすとかなかった筈だし・・・その日な筈。



あたしは、背中にかかるブレザーの裾をきゅっと握って敦志を待った。




・・・---

「ご・・・ごめんナサイ・・・」

あたしの目の前には顔の前で両手を合わせる敦志がいて。

敦志の後ろには同じく手を合わせる章大と、苦笑いする宏人とアキラ、『バカだ』って呟く海。

で、この男子どもの目の前にいるのは当然あたしで、


そのあたしは、只今ご立腹状態だ。