優「はじめまして」


力「はじめまして」





それが私、加藤 優深-かとう ゆうみ-と大橋 力斗-おおはし りきと-5歳の出会いだった。





優「なにしてるの?」

力「おにごっこ」

優「じゃぁ、かくれてるんだぁ」

力「そうだよ。だからしずかにしてね」

優「ごめんね」


力を校庭の水道のコンクリートの張りの後ろで見つけると、そんなやりとりを二人は小声で話してた。


力「あっ、ヤバイ」





そう言うと力は優の手を掴んで校庭の木々の所に向かって走った。