秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

温かいものを飲むと、ホッとする。


「美和様、着替えますか?」


「へっ?」


着替え?


「スーツは慣れないから美和の着替えを用意しておいて、と龍矢様に言われましたので」


そう言って、結城さんはかばんを持ち上げた。


「家に行って、用意してもらいました」


「すみません。仕事増やして」


「いいんですよ。どうされますか?」


いつも結城さんは嫌な顔ひとつせず、龍矢や私のことをやってくれる。


「着替えます」


「では、こちらにどうぞ」


「はい」


結城さんに部屋を用意してもらって、着替えをした。


スーツを脱ぐと、解放された気分になる。