秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

「あんま近づくと濡れるぞ」


「わかってる」


夜の海は、なんか神秘的。


一人で居たら、さみしいかもしれない。


でも好きな人といたら、大丈夫な気がする。


履いていたミュールを脱ぐ。


そのまま波を待っていると、ちょっとだけ冷たい水が足に触れた。


「自分から濡れてどうすんだよ」


そう言って、私のミュールを持って龍矢が近づいてきた。


「だってせっかく海に来たんだから、ちょっとは遊ばないと・・・」


もったいないって言葉を言おうとしたら。


それは龍矢のキスのせいで言えなかった。


「もう、なんなの?」


「したかったから」


また、キス。