秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

「えっ?海?」


暗くてよくわかんないけど、かすかに波の音がした。


「なんで海?」


「夏だから」


なんだかよくわかんない答えに納得しながらも、砂浜に足を踏みいれた。


「きゃっ!」


「バカ!暗いんだから気をつけろ」


石か何かにつまずいてこけそうになったのを、龍矢が支えてくれた。


「ありがと」


はー怖かった。


そのまま手を手をつないで、歩いて行く。


「今日は満月だったんだ」


空を見上げてそう思った。


月明かりが海に反射して、キラキラ海が光ってた。


龍矢の手を離して、海に近づいた。