秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

愛してるは、送らない。


それは口で言わなきゃ、伝わらないから。


「次!」


ケータイを閉じて、面接を再開した。


社長室のドアを開けると、結城さんがいた。


「あっ、こんにちは」


「お疲れ様です。どうぞ、お茶でもどうですか?」


「いただきます」


いつものソファーに腰を下ろす。


疲れたー


いろんな意味で。


「どうぞ」


「ありがとうございます」


入れてもらった紅茶を飲む。


「おいしい」