秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

その言葉に苦笑い。


それはみんなの前だけだよ。


ほんとはすっごく意地悪なんだから。


由乃ちゃんと真央ちゃんが後ろに座って、私が助手席。


「龍矢さん、ひとつ聞いていいですか?」


真央ちゃんが、後ろから龍矢に話しかけた。


「なに?」


ちょっとだけ後ろを振り向いて、龍矢が言った。


「三木会社って、今までお菓子作りの教室なんてやってなかったですよね?」


「そうだよ」


「美和のために始めるんですか?」


「そう思ってくれていいよ」


「じゃあなんで入社試験なんてやるんですか?始めから美和にすればいいですよね?」


「僕は仕事に手を抜きたくないからね。身内だからって甘いことはしない」


「そうなんですか」