秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

そう言って、笑った。


「あの、じゃあね」


「ん?」


「寝るまで手、握ってて」


「ああ」


甘えていいって、言われると。


なんだか、照れる。


でも、うれしい。


龍矢の手を握って。


幸せを感じながら、眠りについた。


ねぇ、赤ちゃん。


やっぱりあなたのパパは、やさしいよ。


どれくらい寝たのかな?


起きたときには、もう窓の外は暗かった。


龍矢の姿は、寝室になかった。