「でも、ダメなの。出来なかった」
「悪かった。独りにして」
初めてで不安がたくさんあった。
それを理解してやれなかった。
ただ、嬉しさが勝ってると思ってた。
子供ができるって。
嬉しいだけじゃないよな?
不安だって、いろいろあるよな?
傍に居てやるべきだった。
「龍矢」
「ん?」
「謝らないで」
急に美和がそう言って。
顔を上げた。
その顔には、もう涙はなかった。
「悪かった。独りにして」
初めてで不安がたくさんあった。
それを理解してやれなかった。
ただ、嬉しさが勝ってると思ってた。
子供ができるって。
嬉しいだけじゃないよな?
不安だって、いろいろあるよな?
傍に居てやるべきだった。
「龍矢」
「ん?」
「謝らないで」
急に美和がそう言って。
顔を上げた。
その顔には、もう涙はなかった。

