秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

次の日も、つわりはひどかった。


病院の先生には、好きなもの食べなさいって言われた。


下のコンビニでも行って来たらって。


でもそれすら出来なかった。


そんなある日。


トントンと、病室のドアが叩かれた。


姿を現したのは、由衣だった。


「なに?病人みたいな顔しちゃって」


由衣は、入って来るなりいきなりそう言った。


「由衣~」


「もーなに泣いてんの?」


「助けて」


知ってる人の顔を見たからか、急に涙があふれた。


「もっと嬉しそうな顔してると思った」


「うれしいよ。でも・・・」