「美和が倒れた!?」


フランスにある三木会社の支店。


そこでの会議中。


一緒に来ていた結城から、その知らせを受けた。


「龍矢様、どうなさいますか?」


「とりあえず、この会議だけは終わらせる。すぐ帰れるようにしてくれ」


「わかりました」


30分というスピードで、会議を終わらせた。


フランスと日本がこんなに遠いとは思わなかった。


病院に着くと、急いで美和の病室に向かった。


そこには。


「社長」


小林さんの姿。


「悪いね。ずっといてくれたのか?」


「はい」