秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

「バカ!」


でも、すぐに真面目な顔になった。


「ほんとにするかよ。誰も、倒れたやつに手は出さない」


ぐっ、と身体を引き寄せられた。


私は龍矢の匂いに包まれた。


「無理はするなよ」


「うん」


「向こうで、美和が倒れたなんて聞きたくないからな」


「うん」


「いっそ、出張やめようか?」


「はぁ?なに、考えてるの?」


顔を上げて、龍矢を見た。


「嘘だ」


ポンポンと、頭を叩かれた。


私はまた、龍矢の胸に顔をうずめた。