車の後ろに寝かせた。


「気分は?」


「大丈夫。ちょっと、くらくらするけど」


「病院行くか?」


「うんん。家、帰りたい」


「そっか」


美和の頭をなでて、ドアを閉めた。


貧血か?


早くベットに横にならせたくて、車を運転した。


家に着くころには、美和の顔色は少し良くなってた。


抱き上げて美和を部屋まで連れて行って。


そのまま、ベットに寝かす。


「寝ろ」


「うん」


目を閉じると、すぐに美和の寝息が聞こえてきた。