「卵だ」


「わかった?」


「プリンでしょ?」


「当たり」


「よっしゃ!」


ガッツポーズなんかしてる。


「若い子は元気があって、いいねー」


そんな心君の姿を見て、川上さんがほほ笑んでる。


「私の孫でもおかしくないもんね」


「川上さんって、そんなに年なの?」


「心君!」


「違うから。そんなこと言ってるけど、見た目は全然若いってこと」


「もー女の人に年なんか聞いちゃダメだよ」


「はいはい」


「なんか姉弟みたいね」