「仕事どうた?」


「楽しかった」


そう言って、美和は笑顔になった。


それから、俺にぎゅっと抱きついてきた。


「でもね」


「ん?」


「ほんとは、ちょっと怖かったんだ。緊張もしたし」


「頑張ったな」


「ん」


「お疲れ様」


「龍矢も、お仕事お疲れ様」


「ああ」


ただいま、おかえり


お疲れ様


これからは、お互い言わないとね。