秘密な花嫁~旦那様は先生!?~番外編

誰にもわからないように、指でここって指してる。


ここって、そこが私の席?


龍矢の隣なんだけど!?


私、そんな前なの?


真ん中に穴が空くように、円形に並べられた机。


龍矢が全体を見渡せる場所。


その右隣りが私。


なんでー?


なんでそんな前?


確かにそこには、三木美和って書かれたネームプレートみたいなやつが置いてあった。


とりあえずそこに座った。


時計を見ると、あと10分で会議が始まる。


会議室には、続々と人が入って来た。


「どうぞ」


「あっ、ありがとうございます」